日常も冒険もこれ一台!「ルノー4 E-Techエレクトリック」が2026年欧州カー・オブ・ザ・イヤー最終候補入り

- 「ルノー4 E-Techエレクトリック」が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026の最終7台に選出
- 最大航続距離409km、広い室内と最新のGoogle搭載システムを採用
- 5年連続でルノー車が最終候補に進出、電動化戦略の成果を証明
ルノーは2025年10月31日、「ルノー4 E-Techエレクトリック」が2026年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)最終候補7台に選出されたと発表しました。欧州23か国・57名の自動車専門ジャーナリストによる審査で、35台の中から選ばれたものです。最終結果は2026年1月9日、ブリュッセル・モーターショーで発表されます。
この選出により、ルノーは5年連続でCOTYファイナリストに名を連ねました。2022年「メガーヌE-Techエレクトリック」、2023年「オーストラルE-Techハイブリッド」、2024年「シニックE-Techエレクトリック」(受賞)、2025年「ルノー5 E-Techエレクトリック」(同受賞)に続く快挙です。
ルノーブランドCEOのファブリス・カンボリーヴ氏は「ルノー4 E-Techエレクトリックは“日常を共にする現代的なEV”として高く評価されており、すでにフランスでは電動BセグメントSUVで販売1位」とコメント。さらに、オープンキャンバスルーフを備えた「プレンサッド(Plein Sud)」など新バリエーションの登場も予告しました。
ルノー4 E-Techエレクトリックは、往年の「R4」の精神を受け継ぎながら、現代のニーズに応える多用途コンパクトEVです。全長に対して広い室内空間を確保し、ラゲッジ容量は420L、荷室長は最大2.20m。テールゲートはバンパーまで下がる設計で、積み込み高さはわずか61cmと競合車より平均10cmも低く、使い勝手を大きく向上させています。さらに、Extended Grip機能と750kgの牽引力を備え、オンロードからアウトドアまで幅広く対応します。
パワートレインは2種類。90kWモーター+40kWhバッテリーで最大308km走行可能な「アーバンレンジ」と、110kWモーター+52kWhバッテリーで最大409kmを実現する「コンフォートレンジ」を用意。フランスではすでに発売され、右ハンドル仕様も含め欧州全域で順次展開中です。
テクノロジー面では、最新の「OpenR Link」インフォテインメントを採用。Google内蔵で100以上のアプリやサービスが利用でき、AIアシスタント「Reno」(ChatGPTベース)も搭載しています。安全支援システムも充実し、日常走行から長距離ドライブまで快適にサポートします。
生産はフランス北部で行われ、車体はモブージュ工場、モーターはクレオン工場、バッテリーパックはリュイツ工場で組み立てられます。セル生産はドゥエのギガファクトリーで始まったばかりです。
今回のCOTY最終候補には、シトロエンC5エアクロス、ダチア・ビッグスター、フィアット・グランデ・パンダ、キアEV4、メルセデス・ベンツCLA、シュコダ・エルロックも名を連ねています。その中でルノー4 E-Techエレクトリックは、デザイン、快適性、実用性のすべてを兼ね備えた“新時代の国民的EV”として高い注目を集めています。
【ひとこと解説】
ルノーR4(ルノー・キャトル)は、1961年に登場したフランスを代表する小型ハッチバック車です。「どこへでも行ける実用車」をコンセプトに開発され、前輪駆動、5ドアハッチバック、広い室内空間など、当時としては革新的な設計を採用しました。シンプルで頑丈、整備しやすく、世界100か国以上で800万台以上が販売されたロングセラーです。実用性と親しみやすさで“国民車”と呼ばれ、現代のルノー4 E-Techエレクトリックにもその精神が受け継がれています。















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