日本限定87台!「BMW M2 CS」誕生。軽量化と530PSのパワーでサーキット級の走りを実現


  • Japan Mobility Show 2025で日本初公開、国内87台限定販売
  • 約30kg軽量化・最高出力530PS・最大トルク650Nmを実現
  • CFRPルーフや専用インテリアで究極のMパフォーマンスを表現

ビー・エム・ダブリュー株式会社は、Mモデルのハイパフォーマンス限定車「BMW M2 CS(エムツー・シーエス)」を発表し、全国の正規ディーラーで注文受付を開始しました。日本国内限定87台で、納車は2025年11月以降を予定しています。価格は14,880,000円(税込)です。

「CS」は“Competition Sport”の略で、BMW M社が手掛けるMハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられます。ベースとなるM2は、初代M3やBMW 2002ターボの系譜を継ぐ最もコンパクトなMモデルであり、俊敏なハンドリングと後輪駆動のドライビングフィールが特長です。

M2 CSでは、M2比で約30kgの軽量化とともに、最高出力を約50PS向上させ530PS、最大トルクを約50Nm向上させ650Nmを発揮。0-100km/h加速はわずか3.8秒(欧州仕様値)を実現しました。エンジンは3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボを搭載し、8速AT(右ハンドル)のみの設定です。

外装では、ルーフやトランクリッド、ドアミラーキャップ、ディフューザーなどにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。軽量化と同時に空力性能を高めています。レッドキャリパーのカーボンセラミックブレーキや、ブラック×レッドアクセントのモデルバッジが、スポーツスピリットを強調。ボディサイズは全長4,590mm、全幅1,885mm、全高1,405mmで、ホイールベースは2,745mm。車両重量は1,700kgに抑えられています。

インテリアには、Mアルカンターラ・ステアリング(センターマーク付)、CFRP製センターコンソール、Mカーボン・ファイバートリム、イルミネーション付「CS」ロゴなどを装備。前席にはMカーボンバケットシートを採用し、ドライバーをレーシングシーンさながらのコックピットに包み込みます。後席には2名分のスペースを確保し、日常使いにも対応しています。

シャシー面では、専用エンジンマウント、改良されたDSC/MDM設定、ローダウンサスペンションを採用。サーキットでの俊敏な応答性と高い剛性を両立させ、極限まで研ぎ澄まされた走行性能を発揮します。

燃費性能もWLTCモードで9.9km/Lを記録。軽量化と高効率ターボ技術により、環境性能にも配慮しています。

「BMW M2 CS」は、Japan Mobility Show 2025で日本初公開。コンパクトボディにM社の技術を凝縮し、軽さ・パワー・精密さのすべてを高次元で融合した究極のドライビングマシンとして、BMW Mのスピリットを体現しています。

【ひとこと解説】
BMW M社(ビー・エム・ダブリュー・エム)は、BMWのモータースポーツ部門として1972年に設立された高性能車開発の専門会社です。レーシングで培った技術を市販車にフィードバックし、卓越した動力性能とハンドリングを実現する「Mモデル」を手掛けています。サーキット走行を視野に入れた設計思想と精密なチューニングで、世界中のドライバーに「駆けぬける歓び」を提供する、BMWのスポーツスピリットの象徴的存在です。

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