企業の電動化を一歩先へ!BMWとMINIが新フリート充電ソリューションを欧州で展開

・BMW ChargingとMINI ChargingがDCS社と提携し、企業向け新充電アプリを発表
・最大50台の電動車両を一括管理できる、請求自動化システムを採用
・初期費用なしで導入可能、ドライバーもプラグ&チャージなどの機能を利用可能
BMW ChargingおよびMINI Chargingは、Digital Charging Solutions GmbH(DCS)と提携し、企業向けに革新的なフリート(社用車)充電アプリケーションを発表しました。この新ソリューションは、企業が保有する電動車両の充電状況を一元管理し、請求処理を自動化するもので、電動化を進める法人顧客にとって大きな一歩となります。
このシステムでは、各ドライバーの充電アカウントを企業の中央アカウントと連携。すべての充電セッションを自動的に集約し、企業に対して一括請求を行います。これにより、個々のドライバーが立て替える必要がなくなり、返金処理などの煩雑な手続きも不要となります。導入は簡単で、まずフリートマネージャーがCHARGE NOWで企業アカウントを作成し、各ドライバーがBMW ChargingまたはMINI Chargingのビジネス契約を結んで連携するだけです。
このソリューションは、最大50台までの電動車両を保有する中小企業向けに設計されており、セットアップ費用は不要。管理画面では、すべての充電履歴をリアルタイムで確認でき、コストの透明性と管理効率を大幅に高めます。さらに、ドライバーは「Plug & Charge(プラグ&チャージ)」機能や、My BMWアプリおよびMINIアプリを通じたシームレスな操作性など、個人向けと同等の利便性を享受できます。
この新たなフリート充電ソリューションは、2025年8月より欧州11カ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国など)で展開を開始。その後、9月には北欧および東欧諸国(スウェーデン、ポーランド、フィンランドなど)にも導入が拡大されました。BMWグループは、今回の取り組みを通じて、企業フリートの電動化とサステナブルなモビリティの推進をさらに加速させる方針です。
【ひとこと解説】
「Plug & Charge(プラグ&チャージ)」機能は、電気自動車の充電をよりスムーズにする次世代技術です。対応する充電ステーションに車を接続するだけで、認証・課金が自動で行われる仕組みです。ドライバーはアプリ操作やカード認証を行う必要がなく、ケーブルを差すだけで充電が開始されます。充電完了後の支払いも自動的に処理されるため、利便性とセキュリティが高く、ストレスのないスマートな充電体験を実現します。
















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