ベントレーとスタインウェイが奏でる“クラフトマンシップの交響曲”。白と黒で描く、究極の美と精度

  • ベントレーとスタインウェイがハンブルクで特別コラボレーションを発表
  • 「フライングスパー・スピード」と限定52台のグランドピアノを“白と黒”で統一デザイン
  • 両ブランドが木工・突き板技術を共有、クラフトマンシップの融合を実現

2025年10月16日、ドイツ・ハンブルクでベントレー・モーターズとスタインウェイ&サンズは、クラフトマンシップとデザインの頂点を体現する特別なコラボレーションを発表しました。両ブランドの職人技と美学が融合した「フライングスパー・スピード」と限定52台のグランドピアノは、モビリティと音楽が出会う“動と静の芸術”を象徴します。

会場となったのは、スタインウェイのハンブルク工房。ベントレーが披露した特別仕様のフライングスパー・スピードは、アークティックホワイトのボディにピアノブラック・ベニア内装を組み合わせた仕上げ。パワートレインは4.0L V8ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドを搭載し、洗練された力強さと静粛性を両立しています。デザインテーマは“モノクロームの美”。スタインウェイの限定ピアノ「ウルトラ・ブラック」と「ウルトラ・ホワイト」に呼応する造形で、“引き算の贅沢”を表現しています。

スタインウェイの新シリーズは、全52台限定(Model Bが18台、Model Dが8台)で、すべてハンブルクで製造。伝統的な音響技術と現代的なデザインを融合し、音楽家とコレクター双方を魅了する逸品です。漆黒のウルトラ・ブラックと純白のウルトラ・ホワイトは、音と光のコントラストを強調し、ステージ上でもひときわ際立つ存在感を放ちます。

このコラボレーションは単なるデザイン提携にとどまらず、木工技術と突き板加工の交流を通じた相互研鑽にも及びます。ベントレーとスタインウェイの職人が互いの工房を訪れ、素材の扱いや仕上げ技術を共有。どちらも“世代を超えて受け継がれる芸術品”をつくるという信念のもと、伝統と革新を融合させています。

ベントレーのウェイン・ブルース広報責任者は、「音楽とモーションをつなぐ出会いです。フライングスパー・スピードとスタインウェイの限定ピアノは、二つの世界の対話から生まれた永遠の芸術です」と語りました。スタインウェイ・ヨーロッパ代表のグイド・ツィマーマン氏も、「伝統を尊重しながら新しい美を探求する姿勢が共通している」とコメント。

発表後、この“白と黒の三重奏”——フライングスパー・スピード、ウルトラ・ブラック、ウルトラ・ホワイトの各ピアノ——は、ヨーロッパ各地を巡る特別コンサートツアーで披露される予定です。

走りの芸術と音の芸術。その二つが共鳴するとき、ベントレーとスタインウェイは、クラフトマンシップという名の音楽を奏でます。

【ひとこと解説】
スタインウェイ&サンズ(Steinway & Sons)は、1853年にドイツ出身のハインリッヒ・スタインウェイ(後のヘンリー・スタインウェイ)が米国ニューヨークで創業した世界最高峰のピアノメーカーです。ドイツ・ハンブルクと米国・ニューヨークの2拠点で製造され、コンサートグランドピアノ「モデルD」をはじめ、全てのピアノが職人の手作業によって仕上げられます。高い音響精度と耐久性、そして芸術的な造形美から、多くの著名ピアニストが愛用するブランドとして知られています。

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