ヒョンデ、STEM教育支援で「2025ピナクル・プラチナ賞」を受賞。次世代エンジニア育成への取り組みが高評価

ヒョンデがジョージア州でのSTEM教育支援活動により「2025ピナクル・プラチナ賞」を受賞
SAE財団と連携し、児童向けプログラム「A World in Motion®」や水素RCカー競技を展開
次世代の技術者・リーダー育成を目指し、教育と産業の架け橋を強化

米国ヒョンデ・モーター・アメリカ(Hyundai Motor America)は、社会貢献活動の一環として展開しているSTEM教育(科学・技術・工学・数学)支援プログラムが評価され、「2025ピナクル・マーケティング&コミュニケーション・アワード」において最高位の「プラチナ賞(Platinum Pinnacle Award)」を受賞しました。この取り組みは、ヒョンデ・モーター・グループ初の電気自動車量産拠点「HMGMA(Hyundai Motor Group Metaplant America)」が所在する米ジョージア州ブライアン郡で実施されています。

同社は、SAE財団(SAE FoundationSM)と連携し、SAEインターナショナルが主催するSTEM教育プログラム「A World in Motion®」を地域の学校に導入。2025年2月には、リッチモンド・ヒルのカー バー小学校で「スキマー・チャレンジ」を開催し、児童たちがチームで空気抵抗や運動エネルギーの仕組みを学びながら模型を作成しました。こうした実践的な授業を通じて、論理的思考や協働の重要性を体験させることが目的です。

さらに、ヒョンデはH2GP財団との協働を拡大し、「Hyundai RCプログラム」を支援。ジョージア・ハイドロジェン・グランプリでは、学生たちが水素燃料を利用したRCカーを自作し、レースを通じて再生可能エネルギーや工学への関心を深めました。

ヒョンデ北米法人のCSR(企業の社会的責任)担当ディレクター、ブランドン・ラミレス氏は「教育は次世代のイノベーターやエンジニアを育てる基盤。STEMプログラムを通じて、自動車産業をはじめとする新たなキャリアへの扉を開きたい」と述べています。

ピナクル・アワードは、AI活用から社会的意義のあるマーケティング活動まで、未来の広報・広告分野を形づくる革新的な取り組みを表彰する賞です。今回の受賞により、ヒョンデが単なる自動車メーカーにとどまらず、地域社会とともに未来の技術者を育てる「目的志向のブランド」であることが改めて示されました。

【ひとこと解説】
STEM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとった教育分野で、理系知識と実践的な課題解決力を育むことを目的としています。単なる知識の習得にとどまらず、探究心や創造力、論理的思考、チームワークなどを重視し、実験やプロジェクト学習を通じて学ぶのが特徴です。AI、再生可能エネルギー、自動車技術など次世代産業の人材育成に欠かせない教育アプローチです。

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