・第3四半期の納車台数は前年同期比+8.8%、累計約180万台を達成
・電動車(BEV+PHEV)は累計47万台超、前年比+15.0%
・MINIブランドが+37.5%と大幅増、BMW Mも堅調に拡大
BMWグループは第3四半期(7〜9月)の世界販売実績を発表しました。総納車台数は前年同期比+8.8%増となり、引き続き成長軌道を維持しています。前年の比較的低調な水準によるベース効果も寄与しました。1〜9月累計では、BMW、MINI、ロールス・ロイスの合計で約180万台を販売し、前年同期比+2.4%の微増を記録しました。
この期間、完全電動車(BEV)の販売は+10.0%増の32万3,447台に達し、プラグインハイブリッド(PHEV)を含む電動化モデル全体では47万0,313台(+15.0%)を納車。電動車比率の着実な拡大が続いています。BMW AG取締役で販売担当のヨッヘン・ゴラー氏は「欧州とアメリカ市場での力強い販売と、MINIブランドの躍進が際立っている。電動化モデルへの需要も依然高い」とコメントしています。
BMWブランド単体では第3四半期に51万4,620台を販売(+5.7%)。年初からの累計では158万5,580台(+0.1%)と前年並みを維持しました。うち電動車は39万5,998台(+4.5%)を占めています。中国市場での成長は想定を下回ったものの、欧州および米州では堅調な伸びを示しました。特にプラグインハイブリッドの販売は前年同期比+30.2%と大幅増加しています。
BMW M GmbHは、年初来で15万8,182台を納車し、前年同期比+7.9%を記録。第3四半期単体でも+11.0%増の5万2,220台と好調を維持しています。
MINIブランドは新世代モデル「ニューMINIファミリー」の投入効果により、第3四半期に7万2,376台(+37.5%)を販売。1〜9月累計では20万6,214台(+23.7%)と、すべての地域で販売が拡大しました。
ロールス・ロイスは累計4,100台(+3.3%)と安定した伸びを維持。BMWモトラッド部門では9か月間で15万9,156台(−2.6%)を販売しましたが、第3四半期単体では+5.7%増の5万3,247台を記録し、回復傾向を示しています。
BMWグループは、電動化とブランド強化を柱に、堅実な販売成長を続ける構えです。
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