- 愛犬ベイリーをテーマにした世界に一台の「ロールス・ロイス・スペクター」
- 180以上の天然突板を用いたリアルな肖像マルケトリーや肉球モチーフを初採用
- 専用開発の2トーン塗装「クリスタル・フュージョン×ビューティフル・ベイリー」
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、米国在住の長年の顧客夫妻の依頼により、愛犬ベイリーへの深い愛情を込めた特別仕様車「スペクター・ベイリー」を発表しました。対象となった愛犬はラブラドールとゴールデンレトリバーのミックス犬で、顧客の人生と共に歩んできた存在です。この一台は、ビスポークの可能性を最大限に活かし、記憶と感情を形にした特別なモデルとなっています。
外装は、グッドウッド本社のペイントスペシャリストが開発した専用2トーン仕上げ。メインボディは「クリスタル・フュージョン」、上部は愛犬の耳の柔らかな毛色から着想を得た「ビューティフル・ベイリー」で彩られています。光の加減で表情を変えるこの塗装は、顧客のためだけに調合されたものです。さらに、ローズゴールドに輝く「ベイリーの肉球」を再現したコーチラインが肩部に描かれ、同色のスピリット・オブ・エクスタシーと調和しています。
インテリアはモカシンとクリームライトのレザーを基調に、ダークスパイスとカスデンタンのアクセントが施され、ベイリーの毛並みを想起させる色合いです。センターピースには、180を超える天然突板を組み合わせたリアルなベイリーの肖像マルケトリーが配され、その制作には4か月以上を要しました。舌の部分には「パープルハート」「チューリップウッド」「ルーロファイア」「ペア」というロールス・ロイス初採用の4種類を含む計9種類、22色調の突板が用いられ、自然の色合いを最大限に引き出しています。
さらに、助手席側ダッシュボードにはベイリーの肉球を描いたマルケトリーを配置。ドアシルプレートにもローズゴールドの彫刻で同じモチーフが刻まれ、乗降時に静かな驚きを与える仕掛けとなっています。
「スペクター・ベイリー」は、愛犬との絆を永遠に刻む、遊び心と精緻なクラフツマンシップが融合した一台。ロールス・ロイスが誇るビスポークの真髄を体現し、顧客の人生と愛情を象徴する、唯一無二の存在となりました。
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