- E-3008とE-5008に標準搭載される「バッテリー予熱機能」で冬でも高速充電を確保
- 外部機器に最大3kWを供給する「V2L機能」で電源として活用可能に
- 今後E-208やE-2008を含む全電動ラインナップに順次展開
プジョーは、電動モビリティの快適性と実用性を高める新技術として「バッテリー予熱機能」と「V2L(Vehicle-to-Load)」を電動モデルに導入すると発表しました。これにより、ユーザーはより安定した充電環境と、日常生活を支える柔軟なエネルギー利用を享受できます。
バッテリー予熱機能
E-3008およびE-5008に標準装備される新機能で、低気温時でも高速充電性能を維持できる仕組みです。例えばE-3008ロングレンジは最大航続距離700km(WLTP)を誇り、160kW以上の急速充電器を利用すれば20%から80%まで30分未満で充電可能です。予熱機能は充電前にバッテリー温度を最大10℃上げることができ、冷え込みによる充電速度低下を防ぎます。ナビの「トリッププランナー」で自動作動するほか、中央スクリーンから手動操作も可能です。また「MyPeugeotアプリ」と連動し、家庭用電源に接続している際は車内の空調予熱と同時にバッテリー予熱も作動します。これにより、実航続距離を損なわず効率的な充電を実現します。
V2L(Vehicle-to-Load)機能
V2Lは車両の充電ポートに専用アダプターを接続することで、外部機器へ最大3kWの電力を供給できるシステムです。ノートPCや電動自転車、DIY工具、キャンプ用電化製品など幅広い用途に対応し、移動先での電源供給や災害時のバックアップ電源としても活用可能です。すでにE-208とE-2008に導入されており、今後はE-308やE-3008、E-5008にも順次標準搭載。2026年第1四半期にはE-408にも導入予定です。
これらの技術は、プジョーが「日常に根差した電動モビリティ」を提供するための重要な一歩です。高効率な充電性能とエネルギーの多用途活用は、ユーザーのライフスタイルをより便利にし、持続可能な移動手段としての魅力を一層高めます。
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