- 9月24~28日「コンテンポラリー・イスタンブール」でBMWアートカーを展示
- アレクサンダー・カルダー作BMW 3.0 CSLとジュリー・メレトゥ作最新#20を並展示
- BMWアートカー50周年と国際文化交流の象徴的プロジェクト
トルコ最大級の国際アートフェア「コンテンポラリー・イスタンブール」は、2025年に20周年を迎え、9月24日から28日までテラネ・イスタンブールで開催されます。今年はBMWアートカー・ワールドツアーの一環として、シリーズ第1号となるアレクサンダー・カルダー作BMW 3.0 CSL(1975年)と、最新のジュリー・メレトゥ作BMW MハイブリッドV8(2024年発表、#20)がトルコで初めて並んで展示されます。

カルダーのアートカーは赤・黄・青・白で彩られた3.0 CSLで、1975年のル・マン24時間レースに参戦し観客を魅了しました。一方、メレトゥは抽象絵画「Everywhen」をもとにBMW MハイブリッドV8をデザインし、パリのポンピドゥー・センターで初公開後、2024年ル・マンで実走しました。デジタル加工された写真やネオンカラーの層を重ね、動きとエネルギーを立体的に表現しています。

BMWアートカー・ワールドツアーは、50周年を記念し2026年までに5大陸を巡回。アート・バーゼル香港やル・マン・クラシック、上海モーターショーなど国際的イベントで20台のアートカーを紹介します。BMWは現代美術や音楽、映画、デザインを含む100以上の文化プロジェクトを展開しており、今回の展示もその一環です。
また、フェアでは米国現代美術をテーマにした「Focus America」、国際美術館との協働企画、さらにイスタンブールの金角湾沿いで初開催される「ゴールデンホーン・ライトフェスティバル」なども実施。BMWアートカーの展示は、同都市が国際アートのハブとして存在感を強める象徴的な機会となります。
【ひとこと解説】
ジュリー・メレトゥ(Julie Mehretu, 1970年生)は、エチオピア出身でニューヨークを拠点とする現代美術家です。巨大なキャンバスに抽象的な線や記号、デジタル加工した写真を重ねる独自のスタイルで、都市のダイナミズムや社会的変動を表現します。2024年にはBMW MハイブリッドV8を基にした第20号アートカーを制作し、ル・マン24時間レースでも披露。空間・エネルギー・運動をテーマにした作品は、世界の主要美術館で高く評価されています。
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