史上最激戦!ADACオペル・エレクトリック・ラリーカップ、ステムヴェーダー・ベルクで運命の第6戦

  • 総合首位のエスパニョールとハインドリヒスの差はわずか4ポイント
  • 大70ポイントが残り、上位5名にタイトルの可能性
  • FIA eRally5規定に基づく初の開発車「モッカGSEラリー」が先導車として登場

ADACオペル・エレクトリック・ラリーカップ「powered by GSE」は、過去にないほど接戦となっています。シーズン7戦中5戦を終えた時点で、総合首位のアレックス・「シト」・エスパニョール(スペイン)が145ポイントでトップを守る一方、直近3連勝を飾ったトム・ハインドリヒス(ベルギー)が141ポイントで肉薄。両者の差はわずか4ポイントに縮まり、第6戦となるADACラリー・ステムヴェーダー・ベルク(9月26~27日)がタイトル争いの分水嶺となります。

さらに、ドイツのキリアン・ニーレンツ(115ポイント)、クリスティアン・レムケ(102ポイント)、オランダのファビアン・カマーマンス(91ポイント)も理論上の逆転可能性を残しています。残り70ポイントを争う中、トップ5名による混戦がファンを魅了しています。

今大会では合計12本、総距離108kmのスペシャルステージが用意され、金曜日は17時10分にスタート。夜間ステージを含む4本を経て、22時36分にパルクフェルメに到着します。翌土曜日は朝8時05分から競技再開し、18時24分にフィニッシュ予定です。

また、注目は新型「オペル・モッカGSEラリー」の走行です。オペルのレジェンド、フォルカー・シュトリーツェクがステアリングを握り、207kW(281馬力)を誇るこのEVは、2026年施行予定のFIA eRally5規定に基づく初の開発車として先導走行を務めます。量産競技車「コルサ・ラリー・エレクトリック」と並び、オペルの電動モータースポーツの未来を象徴する存在です。

ファンは現地観戦だけでなく、ADAC公式サイトやオペル・モータースポーツ公式サイトでライブタイミングによる速報も楽しめます。シーズン終盤、歴史的な接戦の行方に注目が集まります。

【ひとこと解説】
ADACオペル・エレクトリック・ラリーカップ「powered by GSE」は、世界初の電動ワンメイク・ラリーシリーズです。参戦車両はオペル・コルサ・ラリー・エレクトリックで統一され、若手から経験豊富なドライバーまでが同条件で腕を競います。年間7戦で構成され、ポイント制でシリーズ王者を決定。将来のFIA eRally5規定を見据え、開発車両「モッカGSEラリー」も披露されるなど、電動モータースポーツの成長を体現する舞台です。

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