BMW、新型iX3を先導車に初投入。「Neue Klasse」初の量産モデルがベルリンマラソンでデビュー

  • BMWはベルリンマラソンに14回目のタイトルパートナーとして参加、約8万人が出走
  • 新型電動SUV「iX3」が先導車として初登場、航続最大805km・急速充電10分で372km分
  • 「Neue Klasse」初の量産モデルとして電動化・デジタル化・設計思想を刷新

BMWは2025年9月19日、ドイツ最大規模のスポーツイベント「BMWベルリンマラソン」で、新型電動SUV「BMW iX3」を初めて実走投入すると発表しました。BMWがタイトルパートナーを務めるのは14回目で、今年は約160カ国からおよそ8万人のランナーやハンドバイク選手、インラインスケーターが参加し、沿道には約100万人の観客が詰めかける世界有数のマラソン大会です。

先導車を務める新型iX3は、BMWが掲げる次世代モデル群「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」の初量産車であり、数週間前のIAAモビリティ(ミュンヘン)で初公開されたばかり。航続距離はWLTP基準で最大805km、充電10分で372km分を補給可能と発表されており、長距離走行に最適なEV性能を備えています。

iX3 50 xDriveは消費電力17.9~15.1kWh/100km、CO2クラスAという効率性を誇り、BMW第6世代eDrive技術や新しい電子・ソフトウェアアーキテクチャを採用。4基の高性能コンピューター「スーパーブレイン」により高度な運転支援と将来性を確保し、独自の「Heart of Joy」ドライブトレイン技術が精密なハンドリングを可能にします。さらに新世代「パノラミックiDrive」により、デジタルと物理操作を最適に融合し、BMWが掲げる「ハンズ・オン・ザ・ホイール、アイズ・オン・ザ・ロード」を体現しています。

大会では、iX3に加え、BMW iX、i5、i5ツーリング、i4、iX2、iX1といったEV群も運営用に投入。さらにBMW製モーターサイクルやeスクーターも用意され、計65台の車両が大会運営を支えます。ベルリン・シュパンダウ工場で製造されるBMW二輪車は、地元イベントにおける重要な存在でもあります。

「Neue Klasse」の初陣となったBMW iX3は、電動化、デジタル化、デザイン、そして走りの楽しさを再定義する象徴として、世界的なマラソン大会の舞台でその存在感を示しました。

【ひとこと解説】
BMWの「Heart of Joy」ドライブトレイン技術は、Neue Klasse世代から導入された新しい走行制御システムで、車両の動力性能とハンドリングを統合的に管理する中枢です。高性能コンピューターがモーター、バッテリー、シャシー、ブレーキをリアルタイムで協調制御し、効率性と俊敏性を両立。従来以上に精密なレスポンスと自然な操縦感覚を実現し、電動車でも「駆けぬける歓び」というBMWのドライビング体験を進化させるのが特長です。

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