- オーロラをモチーフにした特別ツートーンボディカラー、全国限定5台のみ販売
- 6.0L V型12気筒ツインターボ、612PS/900Nm、4MATICを搭載
- 価格は5700万円(税込)、内外装はMANUFAKTUR仕立て、4Dサウンドなど豪華装備を標準化
メルセデス・ベンツ日本は、同社が誇る究極のラグジュアリーライン「メルセデス・マイバッハ」の特別仕様車として、「Mercedes-Maybach S 680 Edition Northern Lights(エディション・ノーザンライツ)」を全国限定5台で発売しました。注文は全国の正規販売店を通じて受付を開始しており、納車は9月下旬以降を予定。メーカー希望小売価格は税込5700万円という、まさに限られた顧客だけに届けられる特別な一台です。

この限定車の最大の特徴は、北極圏の大地を幻想的に照らすオーロラをモチーフにした特別塗装にあります。上部は「MANUFAKTURノーザンライツバイオレット(メタリック)」、下部は「MANUFAKTURオパリスホワイト(メタリック)」によるツートーンカラーを採用。マヌファクトゥーア専用の製造ラインで熟練職人が手作業で仕上げた塗装は、光の角度で微妙に色調を変え、見る者を圧倒する美しさを放ちます。さらに、ナイトシリーズ専用のダークシャドウグロス仕上げパーツやワイドホイールアーチ、そして存在感のある「21インチ鍛造アルミホイール」が組み合わされ、マイバッハならではのエレガンスと堂々たる風格を両立しています。
インテリアも限定モデルならではの特別仕様が随所に施されています。シートには通常は有償オプションとなる「MANUFAKTURローズグレー/ブラック(ナッパレザー)」を採用し、ヘッドレストにはマイバッハロゴを刺繍。リアシートは左右独立式のファーストクラスパッケージとなり、格納式テーブルやシート同色のクッション、さらにシャンパングラスとクーリングボックスを標準装備。まさに移動するプライベートラウンジのような贅沢な空間を実現しています。

トリムには「MANUFAKTURダークブラウンオープンポアウォールナットウッド」を採用。深みのある木目とマットな質感が、ローズグレーの内装と調和し高級感を際立たせます。さらに「マイバッハパターン入りセンタートリム」や「ナッパレザールーフライナー」、「ナイトシリーズ専用イルミネーテッドステップカバー」など、細部に至るまで特別仕立てのディテールが施され、クラフトマンシップの粋を体現しています。
心臓部には、メルセデスのフラッグシップユニットである「M279」型6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力612PS(450kW)、最大トルク900Nmという圧倒的なパワーを誇り、9速AT「9G-TRONIC」とフルタイム4WDシステム「4MATIC」によって制御されます。これにより、低回転から豊かなトルクを発揮しつつ、常に最適な駆動力配分で快適かつ安定した走行性能を実現します。威厳ある走りと余裕に満ちたドライビングフィールは、マイバッハの象徴そのものです。
さらに、通常モデルではオプション設定となる「Burmester®ハイエンド4Dサラウンドサウンドシステム」を標準装備。シート内に組み込まれた合計8つのエキサイターによる振動体感により、従来の3Dを超える没入感ある音響体験を提供します。加えて、アクティブノイズキャンセル機能も搭載され、走行中の不快な低周波ノイズを効果的に低減。室内はまるで高級コンサートホールのような静寂と臨場感を両立させています。
「Mercedes-Maybach S 680 Edition Northern Lights」は、自然界の神秘であるオーロラをデザインに取り込み、至高のクラフトマンシップと最新テクノロジーを融合させた唯一無二の存在です。全国5台のみという圧倒的な希少性に加え、豪華装備と強大なパワートレインを備えたこのモデルは、所有すること自体が究極のラグジュアリー体験となるでしょう。
【ひことこ解説】
マイバッハは1921年に創業したドイツの高級車ブランドで、精巧な技術と豪華な車づくりで名声を得ました。第二次大戦後は一時消滅しましたが、2002年にメルセデス・ベンツが復活させ、究極のラグジュアリーを追求するブランドとして再登場。現在は「メルセデス・マイバッハ」としてSクラスなどをベースに展開し、最高級のクラフトマンシップと先進技術を融合。富裕層向けに威厳と快適性を提供する象徴的な存在です。
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