アルファ ロメオ×マセラティが新時代を切り拓く!創造拠点「BOTTEGAFUORISERIE」始動

・両ブランドの技術と職人技を融合した新プロジェクトが始動
・特別仕様車開発からヴィンテージ修復、素材研究まで幅広く展開
・プロジェクト責任者は名エンジニア、クリスティアーノ・フィオリオ氏
2025年11月、イタリア・モデナでアルファ ロメオとマセラティが共同プロジェクト「BOTTEGAFUORISERIE(ボッテガ フオリセリエ)」の始動を発表しました。本プロジェクトは、両ブランドの設計力・技術力・職人技を結集し、イタリアのモーター・バレー(モデナ〜トリノ〜アレーゼ)を舞台に、特別仕様車の開発やヴィンテージモデルの修復、革新的な素材研究などを行う創造拠点として展開されます。
BOTTEGAFUORISERIEの責任者には、アルファ ロメオ「33ストラダーレ」など数々の名車開発やモータースポーツ関連プロジェクトを手がけたクリスティアーノ・フィオリオ氏が就任。アルファ ロメオCEO兼マセラティCOOのサント・フィチリ氏の直属のもと、両ブランドのシナジーを最大化させます。
本プロジェクトは、イタリアのクラフトマンシップと先進技術を融合し、以下の4つの柱で構成されています。
1. BOTTEGA(ボッテガ:工房)
少量限定の特別仕様車を開発する部門。アルファ ロメオ「33ストラダーレ」やマセラティ「MCXtrema」など、設計から製造までをイタリア国内で完結し、オーナーとともに一台一台を仕立てます。
2. FUORISERIE(フオリセリエ:特別仕様)
量産車をベースにしたカスタマイズプログラム。専任デザインチームが両ブランドの美学を踏まえ、ユーザーの個性を反映した仕様を提案。世界中の販売店で対応可能な独自オプションを提供します。
3. LA STORIA(ラ ストリア:歴史)
ヴィンテージモデルの修復や認証業務を行う「Officine Classiche」を中心に、博物館やアーカイブ整備を推進。過去の名車を現代的に再解釈し、ブランドの歴史と価値を未来へ継承します。
4. CORSE(コルセ:レース)
モータースポーツ技術を市販車開発に応用する部門。空力・シャシー・パワートレイン分野で国内サプライチェーンと連携し、競技で培った技術革新を実車開発に活かします。マセラティはすでにGT2欧州シリーズでタイトルを獲得しています。
発表に際し、サント・フィチリ氏は「イタリアの設計・製造力を活かし、ブランド価値をさらに高める重要な一歩」とコメント。マセラティCEOのジャン=フィリップ・アンパラト氏は「構想と実現が交差する場」と述べ、フィオリオ氏は「技術だけでなく感性にも響く車両を生み出す」と意欲を語りました。
BOTTEGAFUORISERIEはすでに稼働を開始しており、伝統と革新の融合を通じて、イタリア自動車文化の新たな章を切り拓いています。
【ひとこと解説】
クリスティアーノ・フィオリオ氏は、アルファ ロメオおよびマセラティにおける名プロジェクトを数多く手がけてきたエンジニア兼マネージャーです。特に、限定スーパーカー「アルファ ロメオ 33ストラダーレ」の開発を主導し、ブランドの象徴的存在を復活させた人物として知られます。モータースポーツ分野でも豊富な経験を持ち、レース技術を市販車へ応用する手腕に長けています。現在は新創造拠点「BOTTEGAFUORISERIE」の責任者として、両ブランドの未来を担っています。















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